浅草のお寺で開かれる2つのイベント

浅草といえば三社祭やサンバカーニバルなど、全国的な知名度を誇るイベントが開催される場所です。

しかしこれ以外にも、浅草ならではの地域性を感じさせる魅力的なイベントが年間を通じてたくさんあります。その1つが、ほおずき市です。浅草は町の名の由来となった古刹を中心に発展してきた門前町ですが、ほおずき市はそのお寺の境内で毎年7月に行われる夏の風物詩です。その起源は、江戸時代中期にまでさかのぼります。当時はほおずきの実を煎じて飲むとお腹の病気に効くという民間療法があったことから、体調をくずしやすい夏場にほおずきを求める人が多かったとのことです。

現在は観賞用として求める人が多く、お寺の境内には可憐な赤い実をつけた鉢植えのほおずきを売る店が立ち並びます。また、ほおずき市の開かれる日は四万六千日と呼ばれるお寺の縁日にも当たっています。これは、この日にお参りすると4万6千日分の功徳があるという言い伝えに基づいたもので、室町時代から続く習わしです。

4万6千日といえばおおよそ126年分に該当しますから、「観音様のご加護で一生幸せに暮らせますように」という願いをこめて多くの人が参拝に訪れます。植物にちなんだイベントといえばもう1つ、菊花展があります。これも同じお寺の境内で開催されるもので、毎年10月から11月にかけて行われます。会期中は鉢植えや盆栽など約1000点もの菊が展示され、参拝者の目を楽しませてくれます。

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